自営業 メリット デメリット|経験者が語る5つのリアル比較!サラリーマンとどっちがいい?

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自分の力で稼ぐ自由な働き方に憧れる一方で、「本当に自営業ってメリットばかり?」「サラリーマンとどっちがいいのか迷っている」「“自営業はやめとけ”って本当?」と、不安を感じていませんか?

実は自営業には大きなメリットもある一方で、見落としがちなデメリットも存在します。大切なのは、それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合った働き方を選ぶことです。

この記事では、自営業歴7年の筆者が【自営業のメリット・デメリット】を5つの視点からリアルに解説します。

また、「自営業とサラリーマン、結局どっちがいいの?」という疑問にも、具体的な判断基準を交えてお答えします。

将来の働き方に迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

自営業のメリットとは?

自営業のメリット

時間や働き方を自分で決められる自由

自営業の最大の魅力のひとつが、働く時間や場所を自分でコントロールできること。

朝型でも夜型でも、自分のライフスタイルに合わせて仕事のスケジュールを組めるのは、サラリーマンにはない自由です。

子育てや介護といった家庭の事情に柔軟に対応できるのも大きなメリットでしょう。

私が旅行に行く場合は繁忙期を避けた日程で組みます。お手軽な旅費で、混雑を避けて旅行を楽しめるのは自営業の魅力の一つです!

収入の上限がない可能性

成果が報酬に直結するのも自営業の特徴です。

努力や工夫次第で売上が増え、それに比例して収入も上がっていきます。

サラリーマンのような固定給とは異なり、年齢や社歴に関係なく高収入を目指せる点は、夢を持つ人にとって大きなモチベーションになります。

自営業には収入の上限がないので、上を目指せば天井知らずの収入を得ることも可能です。

やりがいを感じやすい環境

自分の名前やブランドで仕事をするため、クライアントとの信頼関係や評価がそのまま自分の実績になります。

自分のスキルや商品が直接評価されるため、達成感ややりがいを日々感じやすい環境です。

モチベーションを保ちやすく、仕事への熱意を維持しやすいという利点もあります。

取引履歴がどんどんと増えていき、そして増えるスピードもどんどんあがっていく、リピーターが増えてくる。SNSの登録者が増えていくなど、収入以外でも数字として会社の成長を実感できる場面ではテンションもモチベーションも上がります。

節税や経費計上ができる仕組み

自営業には、仕事に関する支出を経費として計上できるという大きなメリットがあります。

オフィスの家賃や通信費、交通費などが経費として扱われ、結果として節税につながるケースも多くあります

しっかりと帳簿を管理すれば、税金面でも有利に働く可能性があります。

私は起業した当初は自宅で仕事をしていたため、家賃の一部を経費として計上していました。ネット通信代、電話料金なども仕事と併用していた場合は一部を経費として計上することが可能です。

人間関係のストレスが少ない

上司や同僚との関係に悩まされることが少ないのも自営業の特徴です。

人間関係のストレスが原因で仕事が苦しくなるケースは多いですが、自営業であれば自分のペースで関係を築きやすく、必要以上のストレスを感じにくい環境を作ることができます。

自営業のデメリットとは?

自営業のデメリット

収入が不安定になりやすい

最大のデメリットとも言えるのが、収入の不安定さです。

仕事の受注状況や市場の変化によっては、毎月の収入に大きな差が出ることもあります

貯金や資金計画が甘いと、突然の支出に対応できず経済的に苦しくなる可能性があります。

社会的信用が低くなるリスク

ローン審査や賃貸契約の際など、自営業というだけで不利になる場面があります。

収入の安定性が疑われやすく、サラリーマンに比べて社会的信用が低く見られる傾向があるのは否定できません。

長期的な信用構築が必要になるでしょう。

仕事とプライベートの線引きが難しい

自由である反面、仕事とプライベートの境目が曖昧になりやすいのも難点です。

自宅で仕事をする場合、常に仕事が頭から離れず、リラックスする時間を確保しにくいこともあります。

就業時間というものが基本的にないので、やろうと思えば延々と仕事してもいい状態になってしまうのが自営です。

オンとオフを自分で意識して切り替える必要があります。

すべての責任を自分で負うプレッシャー

ミスやトラブルが起きたときも、責任を取るのはすべて自分自身です。

精神的なプレッシャーが大きく、孤独を感じやすいこともあります。

また、そこそこ事業が大きくなれば人を雇い入れることもありますから、従業員に対しての責任も生まれます。

相談相手やパートナーの存在が、精神面の安定には欠かせません。

福利厚生や保障がない

健康保険や年金、傷病手当といった制度は、サラリーマンほど整っていません。病気やケガによって働けなくなった場合の備えは自分で用意する必要があります。

保険の見直しや老後の資金計画など、長期的な視点での対策が欠かせません。

自営業とサラリーマン、どっちがいい?

自営業とサラリーマン、どっちがいい?

ライフスタイルに合った働き方を選ぶ

どちらが良いかは、あなたのライフスタイルや価値観によって変わります。

安定を重視するならサラリーマン、自由と挑戦を求めるなら自営業が向いているでしょう。

自分にとって「仕事とは何か」を見つめ直すことが、最適な選択への第一歩です。

収入の安定性と将来設計の違い

サラリーマンは毎月決まった収入が得られるため、生活設計やローン返済の計画が立てやすいという強みがあります。

一方、自営業は収入の波があるものの、努力次第で収入を大きく伸ばせる可能性があります。

将来設計に対する考え方の違いも、選択のポイントです。

向いている人・向いていない人の特徴

自営業に向いているのは、自己管理ができ、変化に柔軟に対応できる人です。

一方で、安定志向が強く指示があった方が力を発揮できるタイプは、サラリーマンのほうが働きやすいかもしれません。

自分の性格や強みに目を向けることが、後悔しない選択につながります。

「自営業はやめとけ」と言われる理由とは?

自営業はやめとけと言われる理由

初期投資とリスクの大きさ

自営業は、始める段階でまとまった資金が必要になるケースが多くあります。設備費や広告費、運転資金など、スタート時の出費がネックになることも。

回収できなければ赤字になり、借金を抱えるリスクもあります。

ただし、初期投資のリスクは工夫次第で対策が可能です。

ココナラやnoteなどのサービスを活用してデザインやライティング、コンサル事業をしたり、無在庫ネットショップ、フランチャイズ加盟なら初期投資がほぼ0円で起業することができます。

0円起業について興味がある方はぜひ、↓の記事をご覧ください。

失敗する人の共通点

「やめとけ」と言われる背景には、準備不足や甘い見通しで始めて失敗した人が多いという現実があります。

市場調査や顧客ニーズの把握をせず、自分のやりたいことだけを優先してしまうと、結果的にうまくいかない可能性が高まります。

勢いでやってしまうと後で後悔する場合もあるので、情報収集は必須です。

不安な方は地元の商工会議所などで相談してみてもいいでしょう。

商工会議所では税理士や司法書士などの専門家から起業に関する各種手続き、事業計画の建て方、資金調達の情報、販路の開拓方法など幅広い相談に対応してくれます。

誤解されがちな“自由”の正体

社畜生活から自由になるために自営業をしたい!と思っている人は少なくないでしょう。

しかし、自由という言葉に憧れて始めたものの、実際は「全部自分でやらないといけない」という意味だったと気づくことでしょう。

自営業になるとやるべきことは確実に増えます。

日々の業務だけでなく、経理、確定申告、保険の支払い、資金繰り…サラリーマンの時には無縁だった業務がやるべきこととしてタスクに並びます。

もちろん、事業が軌道に乗れば専門家に委託できたり、人を雇いれることで軽減される部分も出てきますが、特に自営業を始めた当初は割と忙しいものです。

私も、そして私の周りの起業家たちの中でも、自営業を始めた当初は寝る間も惜しんで動いていたという人は少なくありません。

時間も管理も、すべて自分で背負う覚悟がなければ、自由はむしろ負担になることもあるのです。

経験者が語る!自営業を成功させるための5つのポイント

成功させる5つのポイント

明確なビジョンと計画を持つ

やみくもに始めるのではなく、「どこを目指すのか」「どうやって利益を出すのか」を具体的に描くことが重要です。

目標を持つことで行動に一貫性が生まれ、ブレない経営が可能になります。

一人で事業計画を立てるのが不安だ、難しいという場合は地元の商工会議所に相談にいくといいでしょう。

固定費と収支を把握しておく

毎月どれだけのコストがかかるのかを正確に把握することは、継続的な経営に欠かせません。

収支のバランスを見ながら、無駄を省いていくことが経営を安定させる鍵になります。

お金の動きを見るには帳簿付けが一番です。

私が7年使い続けているマネーフォワードは自信を持ってお勧めできる経理ソフトです。

複数のPCやスマホ、タブレットからもアクセスできるので、自宅からでも事務所からでもすぐに利用できます。

銀行取引やクレジットカードの明細の自動取り込み機能、レシート、領収書のスキャン取り込みは手入力のタイプミスを回避してくれて安心です。

月別の売上や経費レポートの出力も可能で、常に会社の経営状態を可視化でき、問題点の炙り出しや対策を錬るためのツールとして活躍してくれます。

安定収入の確保手段を考える

複数の収入源を持つことで、ひとつの仕事がなくなっても収入が途絶えない仕組みを作れます。

継続的な契約やストック型のビジネスモデルを取り入れるなど、安定性を意識した構築が必要です。

私の場合も中古カメラの転売をメインの事業にしていますが、その他にもフランチャイズ加盟も含めて複数の事業を展開し、リスク分散しています。

スキルアップを継続する

市場は常に変化しています。時代に合わせたスキルを身につけることで、競争力を保つことができます。

学びを止めない姿勢が、長く続けられる自営業のベースになります。

特に近年は価格変更やサービスの変更など景気の低迷にともなった変化を激しく感じます。

「常に情報収集」「常に学ぶ」は自営業者の重要なタスクです。

サポート環境を整える

相談できる人や専門家とのつながりを持つことは、精神面・実務面ともに大きな助けになります。

ともすれば孤独になりがちな自営業ですが、孤独にならず、助けを求められる環境を意識的に作ることも成功への一歩です。

各種セミナーや交流会などは情報交換、情報収集の場にもなりますから、積極的に参加すると良いでしょう。

まとめ|自営業のメリット・デメリットを知って、最適な選択を

自営業のメリット・デメリットを知って、最適な選択を

自分に合った働き方を見極める

自営業とサラリーマン、それぞれに良さと課題があります。

どちらが正解というわけではなく、自分の性格や環境に合った働き方を選ぶことが何よりも大切です。

周囲の意見や一般論に流されず、自分の軸で判断しましょう。

自分の特性、価値観など、一度自己分析してみるのもおすすめです。

メリットを活かし、デメリットをカバーする工夫を

自営業にはリスクもありますが、それを理解した上で備えをすれば、自由でやりがいのある働き方を実現できます。

メリットを最大限に活かし、デメリットを最小限に抑える工夫こそが、成功への鍵です。

正しい知識と準備で、理想の働き方を叶えていきましょう。

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